あなたは今、スランプに陥っていますか?
今スランプ中だというのならば
おめでとうございます!!!
あなたが今の自分を更新してアップグレードの時期を迎えたということです。今まで描けていたものが急に描けなくなった。
急に下手になった。
そういう時はとても苦しい気持ちになりますが、
しかし、このスランプの時期の過ごし方によって、あなたは今のレベルから次のレベルへとグレードアップすることができます。
落ち込まずに、「チャンス到来!」と喜んでください。
目次
スランプとはどういう時

短期間の不調はよくあるもの
スランプは、今日は一日なんだか調子が出なかったなとか、短期間のものではありません。
みんな調子には波があるものなので、1日2日など短期間の調子の悪さは普通にあるものです。
今までのように描けない。
描けていたものが描けない。
急に下手になったように感じる。
こんなことが数週間から数ヶ月にわたって続くのがスランプです。
何故スランプになるのか?
それは、意識しているか、無意識かに関わらず、
今の自分の絵に満足がいかなくなった時です。無意識にでも今の絵に満足がいかなくなると、もっと上手く描きたい、もっとこう描きたいという欲が出てきます。
もしくは絵を描くのに疲れたという気持ちが湧く時もあります。
またはコンクールの出品期限があるとか、 大きなプレッシャーのかかる時 に、なんとか自分史上最高の作品にしてやりたいと肩に力の入っている時に陥りやすいです。
実力以上のものや、違う要素を入れたくなったりとか、慣れた描き方から離れたことをしようとします。
そうすると当然、慣れた描き方でないので不慣れなことをやろうとして上手くいかずに下手になったようなきがするのです。
当然不慣れなものを急に描いても上手くいくばかりではありません。
大体は上手くいかずに、描き慣れていくことで調子を取り戻したような気になるのです。
無意識でこの状態になると、ただわけも分らずに急に描けなくなったと焦ります。
でも、大丈夫!
何故スランプに陥るのか理由がわかったら、今は成長の時と割り切りましょう。
そしてスランプ時の過ごし方を意識してみれば良いのです。
スランプは今の自分を更新する時

スランプに陥っている時は、自分の実力よりちょっと上を見ている時。
もしくは、今までと違う描き方を取り入れたいと思って不慣れなことをしようとしている時です。
当然、実力より上のことをしようとしたり、不慣れなことをしようとしたら上手くはいきません。
しばらく上手く描けないまま絵を描いていくと、その過程で少しづつ慣れていって上手く描けるようになったり、
自分の気持ちに折り合いがついてりしてスランプを抜け出します。
そんな スランプの時期は自分を更新するチャンス なのです。
なんとなく過ごして、自分の気持ちに折り合いをつける形でスランプを抜け出すのはとてももったいないスランプの使い方です。
できたらこの成長期を意識的に過ごしてレベルアップすることでスランプを抜け出したいですね。
スランプ時の過ごし方

意識的にスランプを過ごす
スランプに陥った時に、なんとか今まで通りに描こうと無理をすると、思うように描けないフラストレーションを貯めることになります。
スランプ時は、割り切って今までの自分を一旦手放す気持ちでいきましょう。本当に手放す必要はないですよ、どうせ今まで通りには描けないと割り切るということです。
まずはなんとなくスランプという意識ではなく。
今は自分は自分の殻を破って一回り大きくなろうとしている時なんだと意識的にスランプをしている意識になりましょう。
自分の向かいたい方向を明確にする
スランプの時期は絵のレベルアップに有効に時間を使いたいものです。
その時に自分がどうなりたいのか自分の気持ちがはっきりしていないと何をしたら良いのかわからなくなってしいます。
スランプに陥った時に、自分の今の絵に何が足りないとわかっている時はいいです。
もっと写実的な描写力が欲しいと思っているのなら、そこを意識して練習するつもりで絵を描いていけば良いですし。
もっと幻想的な雰囲気が出したいな。と思うのならば、幻想的な作品をいっぱい鑑賞して、どのような表現で幻想的なイメージを出しているのか研究すれば良いのです。
しかし、自分がどうなるのかわからないことも往々にあることです。
その時はとにかく色々な絵を数多く見ることです。美術館やギャラリーを巡ってみるのも良いですし、Instagramなど、ネットを使うのも悪くは割りません。
そこで、自分が今どんなものに惹かれているのか意識してみるようにしましょう。
数多く見ているうちに自分がどんなものに惹かれているのかわかるようになり、それが今自分の目指すもののヒントになります。
的を絞って絵を描く
自分の向かいたい方向がわかれば、今の自分とのギャップで、何が足りないのか見えてきます。
そしたらそのポイントに的を絞ることによってアップグレードの読み込みスピードが早まって、早くスランプから抜け出すことができます。的を絞って上達を図る場合、練習として取り組むのが最短の道です。
写実的な描写力をつけたいと思うのならば、デッサンの練習に集中して取り組感じです。
作品を描こうと思っても、どうせいつものようには描けないのだからと割り切って、練習の期間に充てるということでうす。
しかし、そういう取り組み方は向き不向きがあって、練習ばかりだとつまらなく思ってモチベーションが上がらないという人もいます。

私も割とそのタイプです。
そのため美術予備校や美大で強制的に練習をしなくてはいけなかったのは、自分にとっては良かったと思います。
そういう時は、 作品を作る中で練習も入れてしまう のがいいです。
作品を描いていく時に、デッサンをする意識を持って描いていくということです。
作品を描くということは、デッサンを意識して描写する以外にも、構図を考えたり、色を考えたりと、デッサンだけに的を絞って描くわけにいかないので、
デッサンの練習をするよりは上達スピードはどうしてもゆっくりになってしまうのですが、
練習しなくちゃとイヤイヤやってモチベーションが下がるよりは、作品をどんどん描いたほうが結果沢山練習できるかもしれませんね。
疲れを感じた時は

自分の絵に対する物足りなさ、マンネリ感は時に疲労感として出てくることがあります。
絵を描くのにすごく集中力や頭を使った時は疲れを感じますが、それは一時的な疲れで、短期間のものはスランプではないとお話ししましたね。
そういう短期間でない疲れが出た時は思い切って休んでしまうのも手です。
でも、ずっとスランプが終わるまで休み続けるのはおすすめしません。
それは自分の気持ちに折り合いをつけてスランプが終わっているだけで、成長してるとは言えないからです。
少し疲れが取れてきたら、まだ絵を描く気になれなくても他の人の絵を観賞したりと、少しでも次の自分にためになりそうなことを無理のない範囲でできるといいですね。
スランプ中でもそこそこ描けるためには
そうは言っても、展覧会を控えていたり、絵の注文が入っていたり、
スランプ中とは言ってられずに作品を描かなくてはいけないこともありますよね。
そんな時のために自分の絵を描くレシピがあるといいです。
思いつきで描いていたり、手ぐせだけで描いていると、いざスランプになった時にガクッと描けなくなります。
日頃から自分の作品を描くときにどういう手順で描いているのか、ハッキリとしたレシピがあると、7割8割くらいはいつもの感じを再現できます。大きな落ち幅で描けなくなるのを防ぐことができるようになります。
まとめ

・スランプは成長の時
・いつも通りには描けないと割り切ろう
・スランプの時は目指すものを明確にして的を絞って練習する
・上手く描けない苦しみは成長痛
・疲れを感じたら少し休もう
・日頃から自分の作品の描き方を意識してレシピ化しておく
前向きにスランプを乗り越えましょう!
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