たった3ステップで、作風(オリジナリティ)(個性)を確立する方法

あなたは自分のオリジナリティが見つからずに悩んでいませんか?

私も昔、すごく、すごーーーーーーーーーーーく悩んだことだからです。

私の悩みのTOPクラスに入ることなので、記念すべき1記事目に選びました!

なぜオリジナリティに悩んでしまうのかと言うと、原因はいっぱいあると思いますが、

主に5つの原因を挙げることができます。

①真似はダメ!と思い込んでいる

②いろんな作風に惹かれて一つに絞れない。

③コンセプト(伝えたい思い)とのギャップ。

④作風は変わってはいけない!と思い込んでいる。

⑤ウケを狙っている。

昔の私はというと。。。。

この人の絵大好き!自分もこんな絵描いてみたい!でも、真似したらパクリになっちゃうな。。。

こんな表現を、私が先に思いついてやってたら良かったのに、先越された感じがするな。

自分がこれだ!っていう表現を自分で編み出さなきゃ。。。。人に先越される前に!

この人の絵、私が目指したい表現に近い気がするんだけど、でもどこか違うんだよね。

この人の絵も素敵だし、あの人の絵もいいな。あれもこれも惹かれるけど、みんな違うタイプだし、

結局自分はどのタイプなんだ?。。。。。。。。

今描いている作風と、コンセプトが一致してない。。。。

もっとこういう風にという朧げなイメージはあるけど、具体的なイメージになってないから、具体的にどう描けば。。。。。。

今はこんなの描きたいけど、今までの作風と違うし、あれもこれも手を出したらダメだよね。。。。

多くの人に認められたい!評価されたい!注目されてたい!(仕事にしていくためにも)

そのためにはもっと世間ウケする絵を描かなくちゃ。。。

こんな感じで、自分の作風(オリジナリティ)が見つからず悩んでいました。

長年悩んだけど。。。。。

これ全部悩まなくていいことだったんです😱

では、どうやって解決するのかと言えば。。。。

ズバリ!

真似をする!!!!!!

えええええええええええええっっっっっ!!!!!

って思いますよね😅

今まで見たことあるようなものは全て排除して、

自分の引き出しの中だけで、

誰も見たことないものなんて到底できるものではありません。

できたら凄いですけど。

ピカソだって、ギリシャ美術以前から印象派、後期印象派、という西洋美術の流れの中で、

セザンヌに大きく影響を受けて、セザンヌのやっていたことを発展させてキュビズムになっていったわけです。

自分の引き出しだけでなく、人の引き出しまでおおいに利用しましょう。

では、何をどのように真似をするのか、

3ステップで説明していきます。

ステップ1-沢山の絵を見みてストックする。

ギャラリーや美術館で本物を見ることはとても大切なことですが、

この場合は効率よく沢山の絵をみるためにネットがおすすめです。

ネットで画像検索をしたり、Instagramなどのアプリで検索するなどすれば、一度に大量の絵を見ることができます。

昔の私の時は、まだネットが普及していない時代だったので、情報量は今とは比べ様もないほど少なかったです。

今はとても便利になりました。

この方法を知ってから、私は1日何百作品も見ることを日課にしていました。

見る絵は美術館に飾られるような画家のものである必要は全くありません。

無名のアマチュアでもなんでも構いませんので数多くの人の作品を見ることが大事です。

一点一点じっくり見る必要はありません。

ざーとスクロールしていって、流し見でいいです。

そうすると1日何百作品もたいした時間かかりません。

そして心惹かれるものがあったら、画像を保存していきます。

ステップ2ー惹かれた理由を見つけ、分類する。

ある程度画像が溜まったら、一点一点じっくり見ていきます。

そしてその絵の何に惹かれたのか考えて行きます。

例えば、「モチーフ」「色」 「タッチ」 「構図」

「描写」 「画材」 などなどです。

キャラクターを描く人なら、「顔の表情」 などでもいいですね。

そしたら、それぞれのファイルを作って分類していきます。

そうやって見ていくと自分が何に惹かれるのか具体的に見えるようになります。

同じフェイル内がいろんなイメージで統一感がなくても大丈夫です。

例えば色のファイルならば、

カラフルな絵もあれば、モノトーンのものがあっても大丈夫です。

誰でも好きなものが一つしか無いって人はいないですからね。

いろいろなテイストに惹かれるのも当然です。

どちらも試してみて、自分に合うものを選んでもいいですし、

他の要素でオリジナリティができていれば、例え、カラフルに描いても、モノトーンに描いてもオリジナリティは崩れません。

ステップ3-真似して描く

後は好きな要素を真似するだけです。

その時に1人の要素を真似をするのではなく、

好きな要素を組み合わせて真似る!

「色はこの要素」

「描写はこの要素」

「モチーフはこの要素」

というように、複数の好きな要素を組み合わせることで、

自分の理想とする作風が出来上がります。

あれもこれも惹かれて選べない。。。ってなっても大丈夫!

いろんなパターンを試して、続けて描いていけばいいのです。

個展を開くのであれば、バラバラの作風で発表するのはおすすめできませんが、

その予定が無ければ、好きなだけいろんな作風で描いてください。

いろんなパターンを描いているうちに、自分に合った作風が絞られていきます。

また、さっきも言ったように、作風が確立したら、

その範囲でモチーフを変えたり、色を変えたりしても、その人らしさは失われず、

表現の幅になるので逆にいいことだと思います。

組み合わせる要素は、好きという判断基準でなくてはいけないということはありません。

○得意な要素を組み合わせる

昔の私は、抽象画が好きで、抽象画を描いていましたが、

実は抽象画ってすっごく苦手だったんですよ。

自分が持ってないものだから、より憧れがあったんですね。

でも、上手に描けないものをずっと描き続けていくと、どんどん自信を無くして、描くことが辛くなってきてしまいます。

得意分野で描いていると上達も早く、評価されるようになるのも早いでしょう。

苦手分野は描いちゃダメ、ってことでは無いですよ。

普段の制作の傍らチャレンジしてみたり、普段の作品に少し苦手要素を取り入れて描いてみたり、無理のない程度に描くのが私のお勧めです。

○コンセプトに合う表現に組み合わせる。

絵を描く以前に、「こういうことを見る人に伝えたい」というコンセプトを持っている人は、

どうしたら自分の伝えたい表現ができるのかを考えて組み合わせる方法もあります。

昔の私はコンセプトと表現のギャップにも悩んでいました。

『○○○が××で△△△△を□□%%。。。』というコンセプトで描きたいと思っても、実際作品になると、全然コンセプトが伝わらないものになってしまう。。。という感じです。

自分の作風をどう直していくと自分の伝えたいコンセプトがストレートに伝わるようになるのか、

そんな風に悩む時は、一から作風を作り直さなくても、

集めた画像を参考にどういう要素が自分のコンセプトを表現するのに適当なのか考えて、

自分の作風の一部取り替えてみたり、付け加えてみたりすることでコンセプトに合うものになっていきます。

ただ、自分が好きと思えない作風になってしまうと、描き続けるのが難しいと思うますので、自分の作風が好きと思えることは大切ですよ。

○やりたいことがありすぎて、作風が定まらず悩む人は

気にせずやりたいことやろうよ!

と言いたいところですが。。。。

確かに、コロコロと作風が変わることは、人に認知されにくくなってしまいます。

例えば、ラッセンの絵を見たら、誰でもこれはラッセンの絵だ!とわかるほどですが、

ラッセンの作風がコロコロ変わっていたら、誰もラッセンを知らなかったでしょう。

企画展を開く人とか、仕事を依頼される人は、この人はこういう絵を描く人だと、認識されているから、依頼がくるわけで、

この人はこういう絵を描く人だと思って依頼したのに、全然違う作品が来たら大問題なわけです。

だから、作風を変えたくても変えれないというジレンマがあるわけです。

でも、そういう人でも、新しいことにチャレンジしていかないと成長もそこで止まってしまいます。

そういう人はガラリと作風が変えれなくても、

個展であれば、

何十枚とある作品の内、幾つかは、普段の作風の中に新しいチャレンジをとり入れてみたりと、

見る人にも、自分自身も、飽きが来ないように工夫しています。

貴方は、自分の作風が定まらず困っているから、この記事を読んでいるのだと思います。

それならば、作風はコロコロ変わって大丈夫!

やりたいことやりたいだけやっちゃってください。

どこに宝物が落ちているのか分からないですからね🤗

原石が見つかったらそれを磨いていってください。

○ウケを狙って訳わからなくなっている人は

ウケを狙いすぎると逆にウケない

多くの人にウケたいと思って万人受けにすると、個性が埋没してしまいます。

多くの人の顔を掛け合わせて平均を取ると、誰が見ても美しいと思う顔になるけど、なんの印象も無い顔になるという話があります。

アイドルや、俳優は、ただ整った顔ではなく、ちゅっと癖があったり、個性が出ている方が、それが魅力になり人気がでます。

ウケを考えずに自分の好き!を思いっきりやればいいんです。

ニッチな分野でも、必ず自分と同じ趣味の人はいます。

逆にそういうものほど、コアなファンがついたりしますね。

絵を販売することを目的にした場合、売れやすいポイントというのはありますが、

それはまたの機会に説明していきます。

まとめ

絵を沢山見て、惹かれる要素を組み合わせれば、理想の作風の出来上がり。

どの組み合わせがいいのか、いろいろなパターンを試してみましょう。

こんなことしちゃダメかな?と自分を縛らず、

どんなこともチャレンジOK!

好きなこと好きなだけ楽しみながら。

焦らずゆっくりやっていってください🤗

2件のコメント

とても身に染みる記事でした!
3ステップ、試してみたいと思います。

コメントありがとうございます♪

私もこの方法で作風を気めました。

作風が変わっていくこともあるので、その都度この方法を試してみてください。

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